折りたたみショッピングカートの選び方&おすすめ製品を開発監修者にインタビュー!
スーパーでの買い物ってタイヘン!いろいろ値上がりしているから、なるべく大容量パックでまとめ買いしたいけれど、レジを終えてマイバッグに詰めたのを抱えた瞬間、「重た~い・・・」とタメイキが出ちゃう。
店内で使ったカートでそのまま運びたい、なんて思ったことありませんか?実は最近、おしゃれな「折りたたみショッピングカート」を「マイカート」にしている人が増えているらしい?!
そこで、ベビーカーのCombi(コンビ)で長年開発に携わったスペシャリストである、ショッピングカートの監修者 神戸朋之氏に、「折りたたみショッピングカート」の使い方や選び方を指南いただき、コンビの「折りたたみショッピングカート」がこだわったポイントも伺いました。
Q. 「折りたたみショッピングカート」というのは、どのような人におすすめですか?
A. 「重さからの解放!」で買い物をラクにしたい人はぜひ!
週末にまとめ買いをしたり、外食よりも「おうちごはん」にこだわって良い食材や好きなお酒を自宅で楽しんだりと、ご家庭によってライフスタイルはさまざまです。最近は、ネットスーパーやECサイトで食品・日用品が購入できるようになってきましたが、やはり実物を見て確かめて買いたいものってありますよね。でも、重い荷物を持って帰るのは一苦労…。そうした方が、「重いけれどがんばって運ばなきゃ」「重いから今日は、これは買うのを止めておこう」などと諦めないで済むためのアイテムが、折りたたみショッピングカートです。
といっても、いわゆるシルバー向けのものだと、ファッション的に「ちょっと手を出しづらい」と抵抗感を抱く方もいらっしゃいます。であれば、おしゃれで、スーパーの店内かごがちょうど入る大きなカートがあるといいなと考えました。使いやすいように折りたためる仕様にしています。
Q. では、「折りたたみショッピングカート」を選ぶ際のポイントを教えてください。
A. 片手やワンタッチでたためるものが最強。自立するかも要チェック!
まずは、容量と耐荷重ですね。まとめ買いに対応できるよう、スーパーの店内かごが2つは置ける大容量のものがおすすめです。もちろん、購入品の重さに耐えられるよう、耐荷重もチェックすべきです。お米でも5kg、10kgになりますし、びんや水ものもかなりの重量なので、20~30kgの耐荷重は必要でしょう。
次に、たたんだときのコンパクトさと折りたたみ動作のスムーズさ。使わないときは車内や玄関先で保管いただくものなので、ジャマにならないようコンパクトであること。そして、倒れやすいとそれだけでストレスになるので、自立するかどうかは大切です。
折りたたみ動作は、できれば片手やワンタッチでたためるものがおすすめです。
実際に、ご自身がお買い物をするときの生活動線や行動範囲、周りの様子などを考慮して、使いやすい機能が備わっているかをチェックしてお選びいただきたいですね。
Q. 2輪と4輪では、どちらを選ぶべきでしょうか?
A. 4輪のほうが荷物の重さが4つに分散されるから、動きがスムーズ!
コンパクトにたためる設計のものであれば、4輪タイプがおすすめです。4輪のほうが荷物の重さが分散できて、車輪をスムーズに動かせます。
また、車輪の作りにも注目してもらいたいですね。タイヤが回転しやすければ、カート自体の小回りが効くので、店内や道で人を避けるのも容易です。また、サスペンションがあればタイヤで床や路面の凸凹や段差での衝撃を吸収してくれます。さらに、後輪にストッパーがついているタイプなら、荷物を移動する際や信号待ちでも安心です。
Q. ベビーカーでトップシェアクラスのコンビでも、ペットカートに続いてショッピングカート「mysmooi(ミスモーイ)」の開発を監修(2024年9月発売)されたそうですが、背景を教えてください。
A. 買い物時にもキレイを求める声に応え、「マイカート」を提案!
きっかけはコロナ禍で人々の衛生に関する意識が変化したことでした。不特定多数の人が触れる箇所を避けるようになりましたよね。エレベーターのボタンを押すグッズなどができたほどでした。
また、買い物においてもレジ袋の有料化やエコの観点からマイバッグを使うのが日常になりました。改めて考えると、スーパーのショッピングカートは多くの人が触るものですし、「マイカート」として使いやすい個人向けのショッピングカートはある程度需要があるのではないかとの考えから始まりました。
調べてみると、スーパーやドラッグストア、ホームセンターなどでの買い物で、買ったものを運ぶのが大変だという声が多く、小回の効く「マイカート」があれば、週末のまとめ買いなどでも重さを気にすることがなくなり、ラクになるだろうと考えました。
Q. 監修する際に重視したことはありますか?
A. 見た人が声をあげて驚く「片手・1秒でオープン&クローズ」に注目すべし!
2022年の調査で、ショッピングカート・台車の個人所有率が28%というデータがあり、そのうち、一部の利用者は機能面やプロダクトデザインに不満な点があることが分かりました。
そこで、まず機能面でこだわったのは「カート自体が荷物にならない仕様」でした。そのためにも、軽量・コンパクト車体で、扱いやすさ・使いやすさにこだわっています。
個人的に特にオススメしたい点は、片手かつ1秒で、かがまずにオープン・クローズできることです。この開閉を初めて見た方は、「ワアッ!」と歓声を上げてくれるほどです。コンビがベビーカーで培った技術やノウハウを活かしました。
さらに、安全基準にこだわり、ショッピングカートの「SG認証」も取得しています。
デザイン面においては、車体全体をブラックでシンプルに仕上げ、ポイントにシルバーを効かせるなど、こだわっています。メカっぽくなり過ぎないよう、滑らかなフォルムに仕上げました。
Q. デザインといえば、カートにセットして使うバッグもおしゃれですね。これにもこだわりが詰まっているのでしょうか?
A. 単体でもおしゃれ&便利に使える「マイバッグ」も、実は自慢のプロダクト!
そのとおりです!店内では、店内かごをセットしてお買い物をしてもらい、会計後は、購入品をこのバッグに入れて、車やご自宅までカートで運んでいただきます。自宅に着いたら、カートに装着している部品やマジックテープを外してトートバッグ形状で肩にかけて持ち運べるようにしています。
肩掛け用のストラップは、長さ調節ができるので、体型や服装に合わせられます。サイドにはストッパー付きのゴム紐で絞れるようになっていますので、バッグ単体で日常使いいただくのもおすすめです。もちろん、バッグをセットしたままでもカートが折りたためます。
このバッグの色・柄が、「マイカート」の見た目のアイデンティティにもなりますので、5種類からお選びいただけるようにしています。お好みのものを見つけていただき、「マイカート」とともに「マイバッグ」として可愛がってもらいたいですね。